現役消防士、救急救命士の凜(@mappletour)です。
救急車を呼んだ時事前に用意していただくと円滑に病院へ搬送できます
今回は救急車を呼んだ時に用意しておいてほしいものを解説します。
保険証や診察券
保険証や診察券があると、お名前の確認やかかりつけ病院の確認などを
速やかに行うことができます。
救急隊から病院へ受け入れの確認を実施しますが、
事前に個人情報を送る必要があります。
これは事前に過去の受診歴などの情報を医師が確認するためで
搬送後の処置を早く始めることができるようになるのです。
救急要請はとっさのことですのでなくても大丈夫ですが、
後日保険証を病院窓口に見せる必要があります。
お金
優先順位は低いですが、ご家族が持っていただけると助かります。
入院せずにその日に帰られる場合は病院への支払いがありますので
持っていただけるといいでしょう。
靴
意外と救急隊も見落とすことがあります。
救急搬送時は歩けなくても、病院で処置を受けると歩けるようになることもあります。
その時に靴がないと病院からスリッパを買わないといけなく可能性がありますので、
靴の持参をお願いします。
救急隊も気を付けて声をかけさせていただきますが、
つい搬送に気を取られ忘れることがあります。
おくすり手帳
普段お薬を飲んでいる場合おくすり手帳の持参をお願いします。
医師はおくすり手帳を見ながら、処置を進めたり、薬の使用を決めたりします。
万が一、救急車で運ばれてきて、緊急時のおくすりと普段飲んでいるおくすりとが
間違った組み合わせであったりするといけませんので、
普段から保険証などと持ち合わせていただいたほうがいいでしょう。
まとめ
救急車を呼んで数分で用意するのは難しいと思います。
すべて絶対いるとは言いませんが、
用意していただけると救急活動、その後の病院での処置が円滑に進みます。
ご協力お願いします。