消防士採用試験における救急救命士採用は、
救命士有資格者もしくは受験資格見込みの人が受けることのできる
別枠のことをいう。
今回、その別枠で消防士になった時のメリットをあげていく。
救急救命士として活躍できる
当たり前のことだが通常の消防士とは採用枠が違うため、
救命士としての活躍を最初から期待されている。
通常、一般の消防士が救命士になるには、
救急隊員として5年もしくは2000件出動しなければならず、
若手から中堅の職員が救命士の研修所にいくことになる。
救命士採用の場合、最初から救命士であり、若いうちから
救命士として活躍できることになる。
しかし、国家試験は学科試験のみであり、実技は審査されない。
そのため学校で実技をしっかり身につけておかことをおすすめする。
私は学校で実技実習をテキトーに受けていたので、
入ってから大変なことになった。。。
救命士採用の育て方に慣れている
救命士採用をしている市町村はおそらく
- 職員から救命士を育てる予算がない
- 救命士の数が足らない
- 女性を採用したい
こんな思惑を抱いているケースが多いように思う。
こういう市町村は以前にも救命士採用を行ってきたと思われるので、
救命士採用で入ってきた職員が何人もいることだろう。
技術レベルが低くても、引き上げてくれるような
コーチングができる人がいるように感じる。
私が入ったころは救命士有資格者で入ってきたのは1人目で、
先輩救命士をかなり困惑させてしまった。
それは技術レベルが低すぎたからだ。
救命士の自分にどう教えたらいいのかわからなかったという現状も
重なり、かなりつらい思いをした。
今では後輩救命士も増えてきて、当たり前のように
技術レベルが低くても、継続的にフォローできるプログラムがある。
救助などにも挑戦できる
近年、救命士の処置範囲が拡大され、
救助現場で救命士の活躍がで期待されている。
傷病者に最初に接触する隊員が救急のスペシャリストであれば、
早期に傷病者の状態を把握できるし、
そこで処置をするなんてこともできるかもしれない。
若いうちから救命士として現場で経験を積み、
同時に救助の勉強をしていけば、
かなりどちらも高いレベルを持つ隊員として活躍できるかもしれない。
まとめ
私が高校生の時は救命士コースのある学校は少なかったが、
今ではものすごい数存在している。
社会的にみても救命士のニースは高くなっているんではないかと思う。
救命士採用は消防職員として活躍したい場所を
自分で決めることができる一歩になると思う。
救命士採用のメリットは大きい。でもしっかり学校で勉強と実技をがんばろう!