現役消防士、救急救命士の凜(@mappletour)です。
消防士採用試験で合否を左右するカギは、「面接」試験です。
面接試験は何を聞かれるか分からない上に、おどおどして回答ができなかったり、緊張して頭が真っ白になってしまったというエピソードもよく聞きます。
そんな不安な受験生のために、消防士採用試験で面接官を務める私がポイントをお教えしようと思います。
消防士になるためには「第一印象」を磨け!
ずばり!!
です。
面接試験の対策といえば質問内容などを予測しよどみなく答える練習をすることが一般的ですが、そもそも何を聞かれるかわからないのに質問に対する答えをあらかじめ考えておく対策ほど時間の無駄であることが多いと考えられます。
第一印象を磨くことはどんな面接試験でも使え、かつ効果的です。
特に消防は礼節や規律、服装、態度が重んじられる組織。
試験官は試験会場に入ってきた受験生が、最初の見た目で消防士としての礼節や規律を思っていけそうか判断してるところがあります。
ぜひ第一印象を見直し、面接試験を有利にしていただくことをおすすめします。
では見た目を磨くためのポイントを挙げていきます。
これは消防士になったあとの消防学校でも使える内容です。
これらがなったいないと、鬼教官に叱られ、腕立て伏せの嵐になってしまいます。
あらかじめできるようにしておくと、消防士になってからも安心です。
①スーツを着こなせ
見た目を左右する最も大きいファクターは、服装です。
面接でスーツを着るなんて当たり前じゃんなんて思うと思いますが、ただ着るだけではいけません。
- スーツの色は、黒がいいでしょう。
- スーツのサイズは体にあっていますか?
- ズボンの折り目はきちんとついていますか?
- しわになっていませんか?
- 面接会場についたら、ゴミがついていないか確認しましょう。
スーツは体に合ったものを身に着けることが、最もかっこいいです。
面接前にはあらかじめクリーニングに出しておくといいと思います。
②ネクタイはまっすぐですか?結び方はあっていますか?
消防の世界では、ネクタイを崩しておしゃれに着こなす文化はありません。
左右対称で、緩く締めるのは厳禁です。
きつく締めることに慣れてはいないでしょうが、一時の我慢です。
面接会場に入ったら、鏡を見てネクタイがまっすぐになっているか確認しましょう。
消防学校に入校すると、毎日制服を着用することになります。
その時にネクタイが曲がっているような学生が一人でもいると、学生全員で腕立て伏せです。
消防職員はそういう環境で育ってきているので、どうしてもそういうところに目が行ってしまうです。
ネクタイの色ですが、紺色ベースのものがいいと思います。
理由としては消防士の制服のネクタイは主に紺色で、面接官としても違和感がないからです。
③髪型は清潔感がありますか?ひげはそりましょう
消防士で、髪の毛、ひげを伸ばしている職員を見たことがありますか?
ありませんよね。
これは、火災現場で呼吸器を背負い、面体を装着した際にひげや髪の毛が入ると密着が甘くなり、煙を吸ってしまうことがあるからです。
ひげや髪の毛を伸ばしてしまうと、最悪自分の命を脅かすことになります。
こういうことはまさに消防学校時代に、徹底的に教育を受けます。
ひげ一本のそり残しでも、それはもう教官にどしかられることになります。
ですので、消防士になりたいという受験生がそもそも長髪で、ひげも剃ってこないとなるとそれだけで不合格になってしまうこともあるかもしれません。
具体的には、坊主までとはいいませんが、最低限耳に髪の毛が掛かってないようにするべきです。
④靴にホコリが乗っていませんか?しっかり磨いておきましょう
消防士になると、不思議と靴を磨く機会が頻繁に訪れます。
制服の際に着用する革靴。
救助活動をする際の編み上げブーツ。
救急活動をする際の安全靴。
主に耐久性が考慮され、革製であることが多いです。
これ、仕事のたびに磨いています。
やはりこれも消防学校での教育のたまものです。
消防学校時代、少しでも靴が汚い学生がいた場合、腕立てです。
それを防ぐため使った後はすぐに汚れを落とし、靴墨を塗り、履く前に再度磨いていました。
ピカピカの靴が当たり前の消防士の前で、靴が汚いだけで第一印象がガタ落ちになってしまうことはゼロではありません。
とにかく、面接試験に行く前までに、靴墨を塗り、ピカピカに磨き上げてください。
消防士になるためには、第一印象=見た目は重要です
消防士になるためには、見た目は重要です。
服装に関しては消防学校時代に厳しく叩き込まれるので、一般社会のレベルよりも一段階基準が高くなっているのかもしれません。
逆に、見た目をしっかり整えた受験生は、ポイントが高いです。
今回挙げたのは最低限のポイントです。
確実にできるようにしてくださいね。
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