消防士だけが知る消防士の勤務実態

消防士の仕事
消防士
消防士って24時間365日災害に備えて勤務しています。
通常の昼間だけの仕事ではないので、勤務体系はなかなか想像できないのではないでしょうか。
今回の記事では現役消防士であり、現役の救急救命士である私が、消防士の勤務時間、休日について紹介します。
消防士って休みが多いんでしょ?と言われる理由もわかるんではないでしょうか。
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消防士の勤務時間

通常、消防士は24時間勤務です。
具体的には8:30~翌8:30までです。
もっと細かく見ていくと、昼休憩は12:15~13:00までの45分。
夕休憩は17:15~18:00までの45分。
仮眠時間は0:00~6:30までの6時間30分です。
なので1日勤務すると、
24時間ー(1.5時間+6.5時間)=16時間

要するに1日勤務すると、16時間勤務したことになります。

仮眠時間の6時間30分の中で、出動すると時間外勤務が発生し、時間に応じて手当が支給されます。

メリット

①退勤時間が遅くなることはほとんどない
ずばり翌8時30分を過ぎて仕事をしないといけないことは
ほとんどありません。
なぜなら、自分の代わりの人間が出勤し、交代するからです。
最速で8時40分には退勤できます。

そして、24時間余暇を楽しむことができます。

②夕休憩以降は比較的自由
夕休憩以降は、比較的自由です。
自主訓練や筋トレ、勉強など自由に時間を使えます。

デメリット

①拘束時間が長い
24時間まるまる拘束されます。
仮眠時間や休憩時間は勤務時間外ですが、消防署の外から出ることは許されません。
ご飯を買いに外に行くこともできません。
②あくまで仮眠
仮眠時間でも出動があれば、起きて仕事をしなければなりません。

消防士の勤務日

消防士は公務員です。
なので週40時間となっており、24時間交代勤務なので、月に約10日の勤務となっています。
以下の画像がある1か月の勤務表です。
勤務表の例
今回の例では9月17日に夏休みをとったので、実質5連休を作ることが可能です。
ただ、一日夏休みをとると、一般で言うと二日休みをとったことになります。

メリット

①平日に休みがある
独身時代が平日休みがすごくありがたかったです。
行くとこは空いているし、道路も空いているし、旅行に行っても安いし、いいことずくめですね。

②5連休の長期休暇を取ることが可能
5連休があれば、海外も行けますね。

デメリット

①土日に休みがとれない
結婚し、子供ができると、イベント事は土日です。
運動会を見に行けないことも・・・。

②自由に休みが取れない
災害に備え、災害で活躍を求められる仕事ですので、勤務する最低人数が決まっています。さらに、階級や救急救命士などによって人数以上に制約ができることがあります。

 

まとめ

消防士は24時間365日災害に備える仕事です。

土日、祭日、年末年始も関係ありません。

ゴールデンウィークだって当然ありません。

24時間勤務して、その翌朝は休みですので休みが多く見られがちですが、拘束時間は長いです。