現役消防士、救急救命士の凜(@mappletour)です。
消防士採用試験で合否のカギを握る試験のひとつに「面接」があります。
特に近年、学科試験よりも面接試験を重視しているところが多く、特に地方都市では学科試験は全員合格、その後面接試験で絞り込むといったところもあります。
面接が合否を左右すると言っても過言ではありません。
面接試験は相手が何を聞いてくる分からない上、即答必須の試験なので、話をすることに苦手意識がない人でも不安だし、緊張もします。
そんな受験生のみなさんに、消防士採用試験の面接官である筆者より「面接の心がまえの5箇条」をご紹介します。
ぜひ参考にしていただき、採用試験の面接を突破してくださいね。
面接の心がまえ5箇条
消防士採用試験の面接を受ける上で大切な「面接の心がまえ5箇条」を端的にお伝えすると、以下の5つです。
- 堂々と話をする
- 面接官の視線を受け止める
- 結論から話をする
- 背伸びせずありのままで
- 絶対に最後まであきらめない
では具体的に紹介していきましょう。
堂々と話をする
消防士採用試験の面接において、「堂々と話をする」ことは非常に重要です。
消防士の職業柄、生命を左右するような危険な現場や過酷な環境に身を置くことになります。
面接試験くらいの状況で、声が小さく、覇気がなく、自信がないような姿を見せることは、好ましくありません。
面接は印象が大事です。
受ける印象がよければ、多少あいまいで冷静に聞くと大したことを言っていなくても、姿勢よく、ハキハキ・丁寧に、落ち着いた雰囲気があれば、内容以上に良いことを言っているように受け止めてもらえることがあります。
面接官も人間です、感情を揺さぶることで、逆転は可能なハズです。面接官に良い印象を持ってもらえるようにするためにも「堂々と話をする」ことを心がけましょう。
面接官の視線を受け止める
消防士採用試験の面接では
を心がけましょう。
面接が始まり、面接官があなたに話しかけてきた時は、話しかけてきている面接官の視線をシッカリと受け止めましょう。
そして軽く相槌をうちながら「ハイ」と返事を入れることで「シッカリと聞いている」ということを相手に伝えるとよいでしょう。
特に視線は大切です。注意散漫であったり、質問しても目が合わない受験生は「えっ?」となってしまいます。
相手に安心感と落ち着きの印象を伝えることができれば、合格にぐっと近づくことができるでしょう。
結論から話をする
消防士採用試験の面接での返答は
を心がけましょう。
面接ではたくさんの質問に受け答えをすることになりますが、それぞれに質問に対して簡潔かつ明瞭にこたえることが大切です。
そのために絶対に守りたいことは「結論から話をする」ことです。
面接官は何人もの受験者に面接を実施します。
面接官も人間ですから、回りくどい回答は印象に残りません。
面接は印象に残ってナンボの世界です。
質問に対して、どういうことを考えているか結論を先に述べることで、面接官から自分への質問を引き出すことができます。
その、会話こそがのちのち印象に残るのです。
すべてを一度に話すことは話が長くなり、かつ面接官の印象に残りません。
しかし「なぜなのか」と理由を聞かれた場合は、結論として理由をハッキリと伝えるようにしましょう。
背伸びせずありのままで
消防士採用試験の面接では
を心がけましょう。
面接でよく思われようと、どうしても背伸びした回答をしてしまいがちです。
でもそれは危ない橋を渡っていることに気づくべきです。
嘘や背伸びした回答は緊張した空気の中で、矛盾を生む可能性があります。
面接官は特に緊張をしていないので、少しの矛盾や会話の中でのちょっとした食い違いなどに気づいてしまいます。
確かに面接でいい評価を受ければ、合格に近づくことはできますが、完璧は必要ありません。
他の受験生との比較に、なるので気を負わずあなたが消防士になりたいという本心を伝えるように心がけましょう。
絶対に最後まであきらめない
消防士採用試験の面接は、どんなにグダグダになってしまっても、
そんな心がまえが大切です。
途中頭が真っ白になってしまった。
想定外の質問がきて、パニックを起こしてしまった。そんなことをあるでしょう。
そんなとき「もうだめだ…」と勝手に判断せず、最後までやり抜いてください。
面接で緊張しないなんて、あり得ません。面接官もそういう理解でいますので、安心してください。
合否を決めるのは面接官ですから、最後の最後まで諦めず、面接に望んでください。
まとめ:面接の心がまえ5箇条は意識しなくてもできるようにしよう
今回は「面接の心がまえ5箇条」をお伝えしましたが、これら5箇条は、消防士採用試験の当日はもちろんのこと、試験対策として行う面接の実戦練習から心がけておくべきことです。
自分の力が出しこれなくても、あくまで他の受験生との比較です。
この5箇条ができていれば、できていない受験生に差をつけることができるのですから、知っているだけ、自然とできるだけで差になります。
消防士採用試験の合格を勝ち取りましょう!
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