警察官から消防士へ転職! 3年で退職した現役救命士が語る**「ノルマ」「給料」「学校の違い」**

警察官から消防士へ転職した隊員にインタビューしてみた 消防士へ転職したい

「消防士に転職を考えている。」

「就職したが、人を助ける仕事をしたい。」

「警察官から消防士への転職ってどうなの?」

そんなあなたの疑問に答える記事です。

この記事では、**公務員から公務員へのキャリアチェンジ**に成功した「サトウくん」のリアルな体験談を深掘りします。特に、**警察官という専門職**から**消防士(現役救急救命士)**へ転職を決意した背景には、仕事の「質」に関する大きな葛藤がありました。

彼の体験談から、公務員同士の転職の裏側と成功の秘訣を探ります。

【合わせて読みたい:転職体験談】

この記事でわかること(公務員転職の成功ポイント)

  • 憧れの警察官を辞めた**本当の理由**と、**ノルマ・パワハラ**の実態
  • 公務員転職で重要な**採用試験の対策と必勝法**
  • **警察学校と消防学校**、ぶっちゃけどっちが厳しかった?
  • 上司への**退職報告**と合格後の人間関係をどう乗り切ったか

警察官を志した理由と現実のギャップ

子どもの頃から警察官になりたかった

凛
サトウくんは大学卒業後、警察官になったんだよね。なぜ警察官になりたかったの?
子どものころから悪いやつを捕まえて**町のヒーローになりたかった**んです。小学生のころには警察官になりたいと言っていました。

警察官のリアルな仕事内容と「ノルマ」

凛
憧れの警察官になって、どんな仕事をしていたの?
3年しか経験がないですが、主に交番で勤務していました。具体的に言うと、町を徒歩や自転車で**巡回し職務質問**を行ったり、各家庭を回って**住民の名簿(巡回連絡カード)**を作成したり、多岐にわたる業務に携わっていました。
凛
警察っていうと**ノルマ**があるイメージだけど、実際どうだった?
そうですね。**ノルマはあります**。毎月ノルマが設定されていて、達成できないと給与は減りませんが、先輩からの風当たりが強くなったりと、色々大変でした。
凛
それはきついね…。
正直、そういうのも消防士になろうとしたきっかけでもあります。

警察官を辞め、消防士へ転職を決めた理由

警察官から消防士へ転職

凛
憧れの警察官になったのに、なぜ消防士に転職を考えたの?
主な理由は以下の4点です。

  • 結婚を考えていたが、警察は県内での**転勤がつきもの**だった
  • **ノルマ**に追われ、本来の「人を助ける」仕事に集中できなかった
  • 警察に**パワハラ**があった
  • 消防は市町村内の勤務で**転勤範囲が限定的**だった
凛
消防は市町村内で転勤も少なく、ノルマもないから、純粋に仕事に打ち込めると思ったんだね。

消防士採用試験の対策と上司への退職報告

経験者が語る採用試験の準備

凛
採用試験の対策はどうだった?
警察官採用試験の経験があったので、問題集を買って思い出す程度の対策しかしていません。受験前3か月くらいから、**非番の度に勉強する**感じでした。体力試験も警察官の職務で身体を動かしていたので、特に準備はせず、**出遅れる**ような感じはなかったです。

上司への報告と人間関係の乗り切り方

凛
消防士を受験することは上司に報告した?
直属の上司には報告し、理解のある方だったので快く受験することを**承諾して**もらえました。ただ「落ちたら、お前これから大変だぞ。覚悟しとけよ」とは言われましたね。
凛
合格後の報告と退職までの流れは?気まずくなかった?
上司に報告して退職を申し出ました。最後の1ヶ月くらいは有給休暇の消化を勧められましたが、人員不足のため3月一杯まで勤務しました。気まずかったですけど、辞めるんで吹っ切れていました。嫌がらせとかは多少ありましたね…。

【合わせて読みたい:退職・辞める時の参考記事】

警察学校 vs 消防学校:ぶっちゃけどっちが厳しかった?

凛
警察学校と消防学校どちらも経験したサトウくん。ぶっちゃけどっちが厳しかった?
**ぶっちゃけ警察学校のほうが厳しかった**です。特に規律という意味で、ルールを犯すと**殴られてました**からね。法律=ルールを守ることを徹底的に教育されました。体力的にはどちらも変わらないですかね。

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元警察官が語る!消防士転職のメリットと強み

転職して本当に良かった点

凛
消防士になってどう?転職して良かった?
**消防士になってよかったです**。純粋に**命を助ける仕事**に情熱を傾けられるからです。警察官はノルマを達成するためだけにやってる感じになってしまっていたので、転職で仕事の**「質」**が向上したと感じています。

元警察官としての強み

凛
元警察官としての強みは感じる?
感じますね。例えば、酔っぱらいや精神不安定者への対応は警察官のときも数多く経験したので、苦手意識はないです。交通事故などで警察と協力して活動するときも、お互いの知りたい情報を知っているので、**円滑に連携できる**と考えています。
凛
ありがとうございました。

警察官 vs 消防士:仕事の比較まとめ

サトウくんの体験談に基づき、読者が最も気になる警察官と消防士の大きな違いを表にまとめました。

項目 警察官 消防士
仕事の使命 犯罪捜査・交通取締り・市民の安全維持 災害対応(火災・救急・救助)・市民の生命保護
転勤範囲 基本的に都道府県内全域(異動が多い) 原則として市町村内(生活基盤が安定しやすい)
ノルマ あり(職務質問数、交通違反取締り数など) なし(純粋な災害対応、訓練が中心)
学校の厳しさ 規律・法律面で非常に厳しい(体罰などもあった) 体力・技術面で厳しい(規律は警察学校ほどではない)

警察官から消防士へ:転職成功の結論

大学卒業後3年間警察官だったサトウくんは、現在救急救命士として活躍し、転職に成功したと感じています。

特に、酔っぱらっている傷病者や精神状態の不安定な傷病者への対応はさすがのものです。**否定することなく応対し、こちらが求めている情報を聞き出すテクニック**は、まさに警察官としての**経験の賜物**でしょう。

サトウくんが転職を決めた最大の要因は、仕事の「**使命感**」を取り戻したことでした。警察官として「ノルマ」に追われる仕事に疑問を感じた一方で、消防士の「純粋に命を助ける」という使命感に強く惹かれたことが成功に繋がりました。

公務員から公務員への転職は、民間企業への転職に比べて、試験対策の経験や体力面で優位に立てる場合があります。**自身のキャリアの軸**(この場合は「人の命を助けること」)を明確にすることで、スムーズな転職が実現可能です。

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