厳しい消防学校を楽にするコツときつい訓練ランキング

消防学校のいろは

現役消防士、救急救命士の凜(@mappletour)です。

この消防士ブログで伝えたいこと
消防士を目指す方々の架け橋になりたい。

そろそろ消防士採用試験も終わり、

合格発表を受けた方が増えてきた頃に思います。

そうなると消防学校への不安が増してくるんではないでしょうか?

私はまさにそれでした。

消防学校は厳しい鬼のような教官がいて、きつい訓練が待っている。

この自分が耐えられるのだろうか?

体力に自信がないがついていけるだろうか?

寮生活は楽しいのだろうか?

不安で不安で仕方なかったです。

まぁも一回行けと言われたら二度と行きませんが、

少しでも楽しく過ごすためにやっていたことやコツを記載していこうと思います。

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消防学校できついのは一人だけじゃない

これが一番大きかったです。

バリバリの運動部だったやつでも、

体力的に苦しいときもある消防学校ですが、

学生全員が消防士になりたくて試験を受け、

消防学校に来ています。

仲間の存在の大きさに気づくでしょう。

自分と同じ境遇で、

同じように苦しんでいる仲間がいると思うだけで

意外と精神的に楽になります。

わざわざ消防学校で学ぶ意味が少しわかる気がします。

 

消防学校では自分よりできないやつを探せ

自分がきついときは、

自分自身で追い込みがちですが、

それをかわす必殺技があります。

それは自分よりできないやつを見つけることです。

卑怯なやり方と思うかもしれませんが、

時間に追われて動くことや、

プレッシャーに負けそうなときには

効果てきめんです。

例えば、ロープの結索訓練。

ミスれば教官から棒で殴られます。

そこで他の学生がミスれば、

意外と自分は落ち着いて結索に望むことができるのです。

精神的に優位に立てば意外と快適に過ごせるでしょう。

 

消防学校では要領の良さを身につけよう

消防学校は団体生活です。

勉強も実技も他の学生と同じだけの時間や機会しか与えられません。

少ない時間少ない機会ですので、

その限りある時間の中で、

自分がどうやって身につけていけるかをよく考えてください。

要領よく訓練、勉強ができれば、

生活は楽になりますし、

現場に入ってもよく仕事ができるようになるでしょう。

 

消防学校では仲間を作ろう

職場に戻ると、ほぼ全員が自分より先輩になります。

縦のつながりしかなくなります。

消防学校のように気楽に話せる仲間は最初のうちはなかなかいないです。

横のつながりがあれば、

グチも言い合えるでしょう、

辛いことも共有できるでしょう。

そういう仲間が厳しい消防学校では

自分を助けてくれる存在になるでしょう。

横のつながりというのは最も楽で大切にしたいものです。

つらい時期を一緒に過ごしたものはかけがいのない仲間になります。

 

消防学校では積極果敢に攻めよう

厳しい教官に罵声を浴びせられる瞬間もあるでしょう。

怒られたくないと思って、

引っ込み思案になるのは

正直もったいないです。

あ、私は怒られたくなかったので隠れていましたが。

教官もあなたのことが嫌いで怒るわけでなく一人前にしたくて怒っているのです。

というのも、

教官は各消防本部から派遣されますので、

自分の先輩に元教官がいるので聞いた話ですが…

とにかく消防学校で怒られなれておくと、

職場に戻ってから楽ですよ。

職場に戻ってから怒られるのは、

正直仲間がいないので

堪えます。

消防学校の厳しい訓練ランキング

ここでは私が消防学校で感じた厳しい訓練内容をランキングで紹介していきます。

あらかじめ厳しい訓練を知っておくことで、少しでも衝撃を減らすことが目的です。

ぜひ参考にしてください。

あくまでも私の私見になるので、絶対ではありませんのでご了承を…

1位 徒手搬送(ほふく搬送)

徒手搬送とは、ストレッチャーや担架を使わず、己の身一つで要救助者を搬送することです。

消防学校では学生同士ペアを組んで搬送をするのですがペアはランダムで決められるので、自分より大きいやつを搬送しなければならないこともあります。

当然要救助者を体格で選ぶわけにはいかないで、相手の体形は関係ありません。

特に、「ほふく搬送」が消防学校で最もきつい訓練でした。

これは高さの狭い空間での搬送方法なのですが、地面の摩擦の影響もあってか全然進まず。

そんな進まない姿を教官に見られると、激しい言葉で励まされます。

でも、そんなこと言われても進まないものは進みません。

要救助者役の学生とも近いので、暑くて汗をかき、つらくきつく、涙なのか汗なのかわからず、渾身の力を込めて搬送しました。

2位 防火衣ランニング

防火衣ランニングとは、防火衣を着用し、整列の上、さらにエールを掛けながらランニングすることをいいます。

最初は防火衣のみですが、中盤以降は呼吸器を背負いランニングをします。

防火衣を着た感じはスキーウエアを身に着けたようなものです。

さらに、しころのついたヘルメットをかぶり、足元は長靴です。

装備を着ただけですでに暑く動きづらいのに、それにランニングです。

そして整列し、エールを掛けながら走るのですが、これはまさに地獄絵図です。

まず、防火衣ランニングで1番きついのは、暑さです。

防火衣は熱から守るための服です。

当然中からの熱を排出することなく、どんどん中にたまり続けます。

そして、ヘルメットと長靴もランニングは不適で、捨ててやろうかと何度も思うことでしょう。

極めつけは整列をしてエールを掛けながら走るので、自分のペースで走ることができず、声が小さいと連帯責任でランニングする距離が延長される、まさに地獄のトレーニングです。

これは気合と根性で乗り切るしかなく、ちょっとでも弱気になると、遅れたり倒れたりするので、気持ちを強く持っています。

コツは自分よりヤバそうなやつを見つけて、あいつの方がキツそうやと自分を鼓舞することです。

この訓練の本来の目的は暑熱順化だと思います。

3位 ロープ渡過訓練(モンキー渡過)

モンキー渡過とは、写真の下の渡り方になります。

上はセーラー渡過です。

セーラー渡過はコツさえ使えば、手の力、足の力で渡ることができるので、よっぽど困ることはありません。

問題はモンキーです。

渡過訓練は訓練棟と訓練棟の間に張ったロープを渡る訓練ですが、まっすぐピンピンに張るわけではありません。

ということは前半は下り、後半は上りになります。

張ってあるロープを見ると意外とそうではないと思うのですが、ラープにぶら下がると体重でさらに傾斜が強くなります。

モンキーは足をロープに掛けていますが、かなり握力がキツくなります。

後半の上りは歯を食いしばらなければ、耐えることができません。

そして落ちてしまうと地獄です。

腰に結んであるロープで、宙ぶらりんになります。

それの痛いこと痛いこと。

そこからまたロープを掴んで、復旧しなければなりません。

ただバランスを崩しただけであれば、容易に復旧できますが、力尽きて落ちた場合は復旧は簡単ではありません。

心を折られること間違いなしです。

まとめ

あとから思うと、

意外と消防学校って楽しかったなと思うことはよくあります。

現場やってるときのほうが辛いこといっぱいあります。

月曜から金曜まで常に仕事についてだけ

考えてられるのは消防学校しかありません。

二度と行きたくないですが、

もっとこうしとけばよかったなぁと

思うことは多々あります。

仲間に頼りつつ頼られつつ、

そんな感じで過ごせばあっという間に終わりますよ。

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